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「金融工学とリスクマネジメント高度化」研究会
出版物紹介
タイトル: リスク計量化入門
定価: 2,100円(税込み)
編・著者名: FFR+編著
発行日: 2010年5月27日
A5判 並製 204ページ
978-4-322-11427-0
PDF FAX書籍申込書

執筆者代表
  碓井茂樹 日本銀行 金融機構局 金融高度化センター
自著を語る(Market Solutions Review 18号)

執筆者(五十音順)
  上本美紀 デロイト トーマツ リスクサービス株式会社
  川西 裕 百十四銀行 監査部 リスク監査グループ
  西村昌宏 三井住友銀行 監査部 市場監査グループ
  三浦 俊 金融庁検査局総務課
  三隅克美 金融庁検査局総務課(執筆時:三菱東京UFJ銀行 監査部 業務監査室)
  山田一博 株式会社損害保険ジャパン 業務監査部

推薦・紹介文
統計数理研究所 准教授 山下智志 氏
  リスク計量化技術をどう経営に生かすのか
  その答えが本書にはある。
  図解・イラストで理解する金融工学とリスクマネジメントの入門書。
  実務家にも研究者にも勧める最適な一冊。

きんざい
金融機関、事業会社のリスク管理部門のみならず、経営マネジメント層、企画、財務、監査部門の担当者ならびに管理者必読の書。
金融工学を応用したリスク計量化技法のひとつであるVaR(バリュー・アット・リスク)について、数式の記載をできるだけ避けて平易な表現で解説しています。
図表、イラストを多く使うことで、統計確率の基礎知識を含め、視覚的に初心者の理解を助けるように工夫しています。
VaRがリスクマネジメントにどのように利用されているかの実践事例を、メガバンク・主要地方銀行・大手商社の会社説明会資料等を使って紹介し、リスクマネジメントに活用する際の前提知識や重要となる実務上のポイントを網羅的に解説しています。
執筆者全員が公認内部監査人(CIA)の資格をもっており、リスク計量化技術を経営管理に役立てるためのマクロの視点とマネジメント・プロセスを客観的に評価するミクロの視点を含め、バランスよく構成されているのが本書の特徴です。

主要目次
第1章 イントロダクション
  1. リスクマネジメントとは
    (1) リスクの定義
    (2) リスクマネジメント
    (3) リスクの評価方法
  2. リスクの計量化とは
    (1) 簡単な設例
    (2) VaR(バリュー・アット・リスク)
    (3) VaRの活用事例
第2章 統計・確率の基礎
  1. 基礎統計量(1変量)
    (1) 平均と分散(記述統計)
    (2) 平均と分散(推測統計)
    (3) 標準偏差
    (4) パーセント点
  2. 基礎統計量(2変量)
    (1) 散布図
    (2) 共分散
    (3) 相関係数
  3. 確率変数と確率分布
    (1) 確率変数
    (2) 確率分布
    (3) さまざまな確率分布
    (4) 確率変数の独立とi.i.d.
    (5) ルートT倍ルール
  4. 推定と検定
    (1) 推 定
    (2) 検 定
第3章 VaRの計測手法
  1. VaRの定義
  2. 市場VaRの計測
    (1) 基本的な考え方
    (2) 分散共分散法(デルタ法)
    (3) モンテカルロシミュレーション法
    (4) ヒストリカル法
  3. 信用VaRの計測
    (1) 基本的な考え方
    (2) 1ファクター・モデル
    (3) マルチファクター・モデル
  4. オペリスクVaR
    (1) 基本的な考え方
    (2) 損失分布手法
第4章 VaRの検証と補完
  1. バックテストによるVaRの検証
    (1) VaRの検証方法
    (2) バックテストの分析・活用
  2. VaRの限界とストレステスト
    (1) VaRの限界
    (2) ストレステスト
    (3) VaRとストレステスト結果の比較
    (4) VaR、ストレステストとリスク管理の枠組み
第5章 内部監査の視点
  1. リスクマネジメントと内部監査
  2. 内部監査の高度化
    (1) リスクベース監査の実践
    (2) 専門的能力の確保
  3. リスク計測手法と検証のポイント
    (1) リスク計測手法に関する文書化と変更管理
    (2) リスク計測手法とリスクプロファイルの整合性
    (3) リスク計測の対象範囲、頻度の妥当性
    (4) リスク計測手法の前提の妥当性
    (5) 観測データの妥当性、正確性、完全性
    (6) バックテストの結果と実施プロセス
    (7) ストレステストの想定と対応策